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02月22日-01号

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  1. 備前市議会 2022-02-22
    02月22日-01号


    取得元: 備前市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-10
    令和 4年 2月第1回定例会              第 1 回 定 例 会 会 議 録 (第1号)招集日時    令和4年2月22日  午前9時30分会議の区別   定例会会議開閉日時  令和4年2月22日  午前9時30分 開会    午後6時18分 散会会議の場所   備前市役所議場出席した議員の番号氏名(9番、15番は欠員)  1番  藪 内   靖      2番  青 山 孝 樹      3番  田 口 豊 作  4番  山 本   成      5番  森 本 洋 子      6番  石 原 和 人  7番  西 上 徳 一      8番  立 川   茂      10番  尾 川 直 行  11番  掛 谷   繁      12番  土 器   豊      13番  川 崎 輝 通  14番  中 西 裕 康      16番  守 井 秀 龍欠席・遅参・早退した議員の番号氏名  欠席 なし  遅参 なし  早退 なし説明のため出席した者の職氏名  市長      吉 村 武 司  副市長     杉 浦 俊太郎  教育長     松 畑 煕 一  市長公室長   佐 藤 行 弘  総務部長    高 橋 清 隆  市民生活部長  藤 田 政 宣  保健福祉部長福祉事務所長    産業部長    岩 崎 和 久  建設部長    淵 本 安 志          河 井 健 治  日生総合支所長兼三石総合支所長  吉永総合支所長 久保山 仁 也  教育部長    石 原 史 章          坂 本 基 道  病院総括事務長 濱 山 一 泰職務のため議場に出席した議会事務局職員  事務局長    入 江 章 行  事務局次長   石 村 享 平  庶務調査係長  坂 本   寛  議事係主任   楠 戸 祐 介 △議事日程並びに付議事件(結果) 番号議事日程付議事件等結果1会議録署名議員の指名1番 藪内 靖  2番 青山孝樹  3番 田口豊作指名2会期の決定31日間可決3追悼演説故星野和也議員追悼の辞──故橋本逸夫議員追悼の辞──4議案上程 ・市長施政方針演説市長提案説明 ・議案第27号に係る意見聴取議案第1号 令和3年度備前市一般会計補正予算(第11号)説明議案第2号 令和3年度備前市病院事業会計補正予算(第2号)説明議案第3号 令和4年度備前市一般会計予算説明議案第4号 令和4年度備前市国民健康保険事業特別会計予算説明議案第5号 令和4年度備前市土地取得事業特別会計予算説明議案第6号 令和4年度備前市三石財産区管理事業特別会計予算説明議案第7号 令和4年度備前市三国地区財産管理事業特別会計予算説明議案第8号 令和4年度備前市浄化槽整備事業特別会計予算説明議案第9号 令和4年度備前市後期高齢者医療事業特別会計予算説明議案第10号 令和4年度備前市介護保険事業特別会計予算説明議案第11号 令和4年度備前市飲料水供給事業特別会計予算説明議案第12号 令和4年度備前市宅地造成分譲事業特別会計予算説明議案第13号 令和4年度備前市駐車場事業特別会計予算説明議案第14号 令和4年度備前市企業用地造成事業特別会計予算説明議案第15号 令和4年度備前市水道事業会計予算説明議案第16号 令和4年度備前市下水道事業会計予算説明議案第17号 令和4年度備前市病院事業会計予算説明議案第18号 令和3年度備前市一般会計補正予算(第12号)説明議案第19号 令和3年度備前市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)説明議案第20号 令和3年度備前市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)説明議案第21号 令和3年度備前市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)説明議案第22号 令和3年度備前市宅地造成分譲事業特別会計補正予算(第2号)説明議案第23号 令和3年度備前市駐車場事業特別会計補正予算(第2号)説明議案第24号 令和3年度備前市企業用地造成事業特別会計補正予算(第1号)説明議案第25号 令和3年度備前市水道事業会計補正予算(第4号)説明議案第26号 令和3年度備前市下水道事業会計補正予算(第3号)説明議案第27号 備前市の組織及びその任務に関する条例及び備前市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する等の条例の制定について説明議案第28号 備前市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について説明議案第29号 備前市営バス運行事業に関する条例の一部を改正する条例の制定について説明議案第30号 備前市副市長の定数を定める条例の一部を改正する条例の制定について説明議案第31号 備前市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について説明議案第32号 備前市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について説明議案第33号 備前市職員特殊勤務手当支給条例の一部を改正する条例の制定について説明議案第34号 備前市税条例の一部を改正する条例の制定について説明議案第35号 備前市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について説明議案第36号 備前市コミュニティハウス設置条例を廃止する条例の制定について説明議案第37号 備前市老人憩いの家龍泉荘設置条例を廃止する条例の制定について説明議案第38号 備前市情報通信技術を活用した行政の推進等に関する条例の制定について説明議案第39号 岡山市及び備前市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約の一部変更について説明議案第40号 市道路線の認定について説明5議案質疑 議案委員会付託付託案件表のとおり議案第1号 令和3年度備前市一般会計補正予算(第11号)予算決算審査付託議案第2号 令和3年度備前市病院事業会計補正予算(第2号)厚生文教付託委員長報告 ・審査結果報告(質疑)厚生文教委員長報告予算決算審査委員長報告7討論・採決議案第1号 令和3年度備前市一般会計補正予算(第11号)原案可決 (討論あり)議案第2号 令和3年度備前市病院事業会計補正予算(第2号)原案可決 (討論あり) △委員会付託案件表 付託委員会議案番号付託案件厚生文教議案第2号令和3年度備前市病院事業会計補正予算(第2号)予算決算審査議案第1号令和3年度備前市一般会計補正予算(第11号)     午前9時30分 開会 ○議長(守井秀龍君) 皆さん、おはようございます。 本日、第1回定例会が招集されましたところ、多数御出席くださいましてありがとうございます。 ただいまの出席は14名であります。定足数に達しておりますので、これより令和4年2月備前市議会第1回定例会を開会いたします。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 議長挨拶といたしまして、令和3年11月定例会以降の主な政務について御報告いたします。 まず、1月9日に星野和也議員を、そして27日に橋本逸夫議員を失う悲報に接することとなりました。一報を受けたとき、にわかには信じられない思いであったのは私だけではないと存じます。 すぐさまお悔やみには参りましたが、とわの眠りに就かれたお姿にお目にかかっただけで手を合わせるほかはなすすべはないものでありました。今日、この場においては深い悲しみに暮れておられる御家族の御心痛が少しでも早く和らぐことをお祈りするばかりでございます。 このように、我々の同僚である両議員が相次いで帰らぬ人となったのはかつてないことであります。備前市議会史上始まって以来の大きな損失に遭遇している今我々は、ただただ皆様とともに謹んで哀悼の意を表したいと存じます。 新型コロナウイルス感染症の猛威は新種株の蔓延もあって市民生活を脅かし続けております。1月28日には全国市議会議長会産業経済委員会が、同31日には岡山県市議会議長会総会が、また2月に入っても備前市議会が加盟している全国高速自動車道市議会協議会等がいずれも書面会議に切り替えられました。 全国市議会議長会産業経済委員会では、今年度の要望結果の概要及び次年度委員会への申し送り事項について、第258回岡山県市議会議長会総会では令和4年度収支予算及び事業案など、また全国高速自動車道市議会協議会では前年度決算、新年度予算や事業計画案等について、それぞれ了承する旨を回答をいたしております。 次に、2月4日掛谷副議長同席の下、備前市の小野田代表監査委員尾川監査委員から地方自治法第199条の規定に基づく令和3年度の定期監査の結果及び添付意見についての報告を受けました。 これらの関係書類は事務局で保管しておりますので、御覧願います。 また、備前市監査委員から地方自治法第235条の2の規定に基づき報告のありました令和3年度令和3年12月分の例月現金出納検査報告書の写しを事務局で保管しておりますので、御覧願います。 さて、議会における新型コロナウイルス感染症防止対策についてでありますが、本定例会における会議等の在り方は、昨年の定例会時と同様傍聴自粛のお願い、会議出席時の手指消毒及びマスクの着用、そして議員及び執行部説明員ともに発言、答弁等の関係議事に応じてそれぞれ議場の入退室を認めるという取扱いといたします。 加えて、感染力が高いとされる今般のオミクロン株による新型コロナウイルス感染症の蔓延を考慮して、議場内傍聴席の一部をさらに制限し、席数を減じております。これら人と人との接触を避けることで感染予防となる措置を強化することへの御協力を各位にお願いする次第であります。 第6波の収まりがなかなか見通せない中、感染症予防に係る取組について各位の御理解と御協力を切にお願いいたします。 以上で議長挨拶を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 次に、市長から御挨拶を兼ね、諸般の報告を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) 皆さん、おはようございます。 本日は、第1回定例会を招集いたしましたところ、議員各位には御出席いただきありがとうございます。 最初に、去る1月9日に急逝されました星野和也議員、また1月27日橋本逸夫議員の御逝去に当たり、お二人の生前の功績と市政への御尽力に対しまして、尊敬の念と感謝の意をささげますとともに、謹んで御冥福をお祈り申し上げます。 さて、本定例会では次年度の私の市政に関する大綱となる令和4年度施政方針を申し述べさせていただくほか、令和4年度備前市一般会計予算、備前市の組織及びその任務に関する条例及び備前市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する等の条例の制定など、計40議案を提案いたしております。議員各位の格段の御協力を賜りますようお願い申し上げます。 それでは、11月定例会以降の主な政務につきまして、御報告申し上げます。 まず、12月10日年末年始特別警戒交通事故防止パトロール隊出発式警察関係者や多くのボランティアの方々の参加を得て開催いたしました。 12月17日、三菱自動車工業株式会社西日本三菱自動車販売株式会社と災害時における電動車両等の支援に関する協定を締結いたしました。この協定は、市内で大規模な停電が発生した場合に避難所等へ電動車両を派遣していただき、電力供給の支援を受けるものであります。 12月18日、伊部駅でゴールドポスト設置除幕式を開催いたしました。日本郵便が行うゴールドポストプロジェクトの一環で、東京2020オリンピックパラリンピック野球競技において金メダルを獲得した山本由伸選手の功績をたたえるものであります。 12月22日、両備ホールディングス株式会社と地方創生に関する包括連携協定を締結いたしました。この連携協定によって地域暮らしの安全・安心に関すること、観光振興に関することなど、様々な分野において協働による活動を推進していき、本市の魅力あるまちづくりにつなげてまいりたいと考えております。 12月23日、東備西播定住自立圏形成推進協議会が赤穂市で開催され、出席してまいりました。会議では、令和2年度事業報告並びに決算報告について審議を行い、それぞれ承認されました。 1月4日、新年職員互礼会を開催し、職員13名に対する永年勤続表彰を行いました。 同日、様々な分野で備前市に御貢献いただいた功労者1名、またスポーツ全国大会で優秀な成績を収められた体育功労者1名をそれぞれ表彰いたしました。 1月6日、吉永地域公民館吉永付添サポート隊出発式を開催いたしました。この取組は、岡山県が行う通所付添サポーター養成講座を受けたサポーターが、閉じ籠もりがちの高齢者の社会参加を促すため活動していく取組で、本市では三石地区に続き2例目となります。 1月13日、サン・ピーチOKAYAMAで岡山県市長会議が開催され、出席してまいりました。会議に先立ち優良職員表彰式が行われ、本市からも2名の職員が受賞されました。当会議では、来年度予算案の決定を行ったほか、意見交換などを行いました。 1月16日、備前市消防団出初式市民センターで開催しました。コロナ禍でもあり、規模を縮小しての開催となりましたが、団員とともに安全な地域づくりに向け防災や防火への決意を新たにいたしました。 2月1日、岡山大学と教育及び産業の振興、地方創生並びにSDGsの達成に寄与することを目的として、連携協力に関する協定書を締結いたしました。この協定においては、ICT教材の活用や商店街の活性化のほか、市営バスの利便性向上など現在市が抱える課題に大学の知見を活用し、今後の政策づくりに生かしてまいりたいと考えております。 2月3日、備前市環境衛生指導委員功績者の表彰式を行いました。環境衛生指導委員として各地区で御活躍されてこられました19名の方々を表彰するとともに、市の環境行政への御支援、御協力に対して感謝申し上げました。 2月4日、信金中央金庫地域創生推進スキームSCBふるさと応援団」に係る寄附金贈呈式を開催いたしました。これは信金中央金庫の創立70周年記念事業として創設された企業版ふるさと納税を活用した地域創生支援事業の一環で、備前日生信用金庫の推薦により本市のインクルーシブタイプの複合遊具を核とした子供たちの遊びたいをかなえる拠点の形成事業が事業採択されたものであります。 2月9日、岡山県都市圏連携協議会が開催され、出席してまいりました。第2期岡山連携中枢都市圏ビジョン及び令和4年度連携事業について審議を行い、それぞれ承認されました。 最後に、備前市市民栄誉章について御報告いたします。 昨年末、本市出身の山本由伸選手市民栄誉章贈呈式を開催いたしましたところ、議員各位にも御列席いただき、盛大に執り行うことができましたことをこの場をお借りして改めて御礼申し上げます。 また、このたびは備前市民として北京2022冬季オリンピックフィギュアスケートに出場されました小松原美里、尊選手に対しまして、市民栄誉章の贈呈を決定しております。既に議員の皆様に御案内しておりますが、明日23日に両選手の功績をたたえ市民栄誉章贈呈式を開催いたしますので、御臨席賜りますようお願いをいたします。 以上で開会に当たりましての御挨拶と政務報告を終わります。 ○議長(守井秀龍君) 市長の御挨拶が終わりました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 続いて、教育長から御挨拶を兼ね、諸般の報告を願います。 松畑教育長。     〔教育長 松畑煕一君 登壇〕 ◎教育長(松畑煕一君) 皆さん、おはようございます。 11月定例会以降の主な教育行政、政務の概要につきまして御報告をいたします。 12月23日、株式会社クラレ鶴海事業所クラレ労働組合鶴海支部からの図書贈呈式に出席をいたしました。市内10小学校に計50万円相当の図書を寄贈いただきました。各学校で有意義に活用されることと思います。 12月26日、私も山本由伸選手市民栄誉章贈呈式凱旋講演会に出席をいたしました。物おじしないはつらつとした応答に感動を覚えました。 1月5日、園長会に、また1月6日校長会に出席をいたしまして、年頭の訓示を行いました。新しく策定されました備前市教育大綱に基づく教育実践の要請をいたしました。 また、1月6日には昨年10月の全日本ターゲットアーチェリー選手権大会で優勝されました入江優選手の表敬訪問を受けました。一昨年に続く2度目の優勝で、その後の選考会でも2022年ナショナルチームメンバーに入り、パリオリンピックを目指されるということで私も応援したいと思います。 1月9日、備前市市民センターで開催されました成人式に出席をいたしました。新型コロナウイルスの感染者数が増加しつつある中ではありましたが、感染対策に慎重を期し、新成人244人が出席をされました。 1月12日、備前中学校国立教育政策研究所総括研究官による学校訪問がありまして、参加をいたしました。全学級の授業参観の後、市内の校長なども参加の上、協議、研修を行いました。千々布総合研究官からは、事業あるいは学校の状況につきましておおむねよい旨の講評をいただきました。 1月15日、備前市文学賞表彰式に出席をいたしました。詩や短歌、俳句などの部で多くの方が受賞をされました。 2月1日、岡山大学とのまちづくりや産業振興を目的とした連携協定の締結式に出席をいたしました。教育委員会といたしましては、昨年11月に教育振興に関する学官連携協定を締結しておりますが、教育振興の分野を含めて新たに締結するものです。 2月3日、学校施設の在り方に関する調査研究協力者会議、新しい時代の学校施設検討会第9回のZOOM会議に参加をいたしました。今後望まれる学びを進めるための学校施設の在り方につきまして、意見交換をいたしました。 以上で教育行政、政務の概要報告を終わります。 ○議長(守井秀龍君) 教育長の御挨拶が終わりました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) これより議事日程に入ります。 日程1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により1番藪内議員、2番青山議員、3番田口議員、以上3名の方を指名いたします。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    ○議長(守井秀龍君) 日程2、会期についてお諮りいたします。 本定例会の会期は、あらかじめ議会運営委員会において決定しておりますとおり、本日から3月24日までの31日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、会期は31日間と決定いたしました。 なお、会期中予定されております日程は、お手元に配付いたしておりますので、御承知おき願います。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 日程3、追悼演説を行います。 演説を行う前に、故星野和也議員、故橋本逸夫議員の御冥福をお祈りして黙祷をささげます。 全員御起立願います。 黙祷。     〔黙祷〕 黙祷を終わります。 御着席ください。 それでは、故星野和也議員への追悼の言葉をお願いいたします。 6番石原議員。     〔6番 石原和人君 登壇〕 ◆6番(石原和人君) おはようございます。 議長のお許しをいただきましたので、本日ここに令和4年備前市議会第1回定例会が開催されるに当たりまして、去る1月9日に38歳の若さで急逝されました故星野和也議員の御遺影を前に、謹んで追悼の辞を申し述べます。 追悼の辞。この場に立つ1人として、このたびのあなたの訃報ほどつらく悲しい別れはございませんでした。この町の未来を思い描くとき、失った存在のあまりの大きさに打ちひしがれ、とても心穏やかにはおれません。しかし、無情にも時は流れを止めることなくこうしてあなたのいない定例会を迎えました。生きることを与えられている私たちの使命の重みを改めて痛感いたします。あなたがそうであったように、真っすぐにひたむきに議会に臨むことをまずもってお誓いを申し上げます。 さて、あなたと初めて間近でお会いしたのは8年前の市議会議員選挙のさなか、休憩を取るため立ち寄った駐車スペース選挙カー同士が偶然居合わせたときでした。そのときのあなたはとても爽やかで、丁寧で、物腰柔らかく、しかしその瞳の奥には揺るぎない信念を宿しているように感じました。この方となら一緒に備前市のために頑張っていける、そう確信したのを覚えています。 そして、その後約8年間にわたり同志として間近で議員活動を御一緒させていただきました。その間あなたは信念の太い柱を心の真ん中に立て続け、目先にとらわれず、常に冷静にこの町の未来を、特に子供たちの未来を大局的に見据え、議員としての誇りと覚悟を持っての意志を貫いてこられたと様々な場面が思い浮かびます。 時には苦しく厳しい判断を求められる場面もございました。その判断に至る過程で意見をぶつけ合い、悩み抜いたこともありますが、いつどんなときでもどんな案件に対してもその最終決断に臨む場面ではさあ、これでいきましょうと私の迷いなど吹き飛ばすほどの力強さとしなやかさ、そして信念に満ちあふれた晴れやかな表情で背中を押すように支えてくださったことが何度あったことかと思い起こされます。その全てがあなたとともに下したこの備前市に対する最善の判断であったとその一つ一つに心から感謝いたし、生涯忘れることなく大切に心に刻み続けていきたいと念じています。 くしくもあなたが旅立たれた1月9日は備前市成人式でした。恐らくしんどくて苦しい中を無理をして出席されたのでしょうが、あなたは市民センターの舞台から晴れやかに新成人の皆さんに向けてお祝いの言葉を心を込めて述べられ、若人たちの前途を祝されました。 あなたの最後のお勤めとなったわけですが、その成人式に御子息が出席されていた私の同級生がおり、その翌日あなたの訃報をお伝えいたしました。その同級生は、涙をこぼしながら今年の新成人はありがたいなあ、星野さんの思いに応えることが恩返しじゃなあと話していましたよ。この場をお借りしてお伝えをいたします。 星野和也君、これまで本当にありがとうございました。そして、お疲れさまでした。これからはどうぞ安らかに、穏やかに、ゆっくりとお休みください。ただ1つだけわがままが許されるのならば、この備前市を、備前市議会をほんの少しの時間で結構ですので、どうか見守っていてくださいますようお願いをいたします。 惜別の思いは語り尽くせませんが、地道な行動を一つ一つ丁寧に積み重ねていく御生前の真摯な議員活動に敬意を表しますとともに、御冥福を心からお祈り申し上げ、星野和也議員への追悼の言葉とさせていただきます。 星野和也君、恐らくいつかまた会えるであろうその日まで、しばらくの間さようなら。 令和4年2月22日、石原和人。 ○議長(守井秀龍君) 故星野和也議員への追悼演説を終わります。 続いて、故橋本逸夫議員への追悼の言葉をお願いいたします。 2番青山議員。     〔2番 青山孝樹君 登壇〕 ◆2番(青山孝樹君) このたび急逝されました故橋本逸夫備前市議会議員の追悼に当たり、議員を代表して追悼の辞を述べさせていただきます。 追悼の辞。こんな悲しい出来事が二度と起きてほしくないと願ったのに残念です。橋本さんと初めてお話ししたのは4年前に初当選してからでした。会派を一緒に組まないか。会派というても何でも一緒じゃのうてええから。名前はあんたが考えなはれ。独特の日生弁が今でも脳裏に焼きついています。あなたは議員という初めての世界に足を踏み入れた私にとって大先輩であり、優しく厳しく導いてくださる兄のような存在でした。 昭和62年4月、旧日生町議会議員に当選されて以来、連続34年8か月もの長きにわたり在任され、その間に町議会議長、市議会副議長をはじめ議会運営委員長予算決算審査委員長など数々の要職を歴任され、リーダーシップを発揮されました。政治家として経験と知見は卓越したもので、是々非々で言い切る決断力ときっぷのよさは多くの物事の本質を見極めてこられた経験と、人一倍の探究心に裏づけされた信念の下に発露されたものであり、一見過激なような発言でも周囲を納得させるものでした。 私にとっては3年8か月というお付き合いは短いかもしれませんが、公私ともに教わることも多く、楽しい充実したものでした。新潟、福岡、滋賀などの研修では車中での会話、夕食会では常に話題の中心におられました。コロナ禍で研修や視察に出かけることができなくなった中で、最後の研修となった昨年7月に高松市で開かれた瀬戸内オーシャンズXに御一緒したときのことが思い出されます。 環境問題、特に海ごみには大きな関心を持たれていました。日生花火大会の翌日のごみ拾いや、日生ライオンズクラブの活動においても一生懸命に海の清掃活動をされていたお姿が目に浮かびます。家族が大好きで、日生が大好きで、備前市が大好きで、天国でもきっと誰かと楽しくおおらかに、それでいて真剣な議論を交わされていることでしょう。 1月23日の電話で、橋本さんにまだまだ教えていただきたいので、元気になってくださいと私が励ましたつもりが、青山君自分のことはもう自分でしっかりおやりなさい。大丈夫とこちらが励まされた会話が最後となりました。一日も早い回復を期待しておりましたが、懸命な治療のかいもなく、71歳を一期とし、急逝されました。誠に痛恨の極みです。 議会改革はもとより、あらゆる市政の課題においても豊富な経験と精通した法や制度の知識に裏づけされたあなたの議論は整然とし、聞く者を理解させるに十分であったことは誰もがひとしく認めるところであり、幾多の御功績は長く市民の記憶に残るでしょう。私どもは、あなたのこれまでの議員活動や意志を受け継ぎ、備前市の発展のために邁進する覚悟であります。 今はただ橋本議員の安らかなお眠りを心から御祈念申し上げますとともに、御遺族、御親族の皆様の前途に限りない御加護を賜りますようお願いし、弔辞といたします。 令和4年2月22日、青山孝樹。 ○議長(守井秀龍君) 故橋本逸夫議員への追悼演説を終わります。 会議中途ですが、この際暫時休憩いたします。     午前10時09分 休憩     午前10時20分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 日程4、議案第1号から議案第40号についてはこれらを一括して上程し、市長から施政方針演説並びに提案理由の説明を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) 今回提案しております諸議案の説明に先立ち、令和4年度の市政の推進について所信の一端を申し述べさせていただきます。 新型コロナウイルス感染症の流行から2年がたとうとしておりますが、依然終息の兆しが見えず、昨年においても各種活動が制限されるなど、出口の見えない1年でありました。この間、感染拡大防止と社会経済活動の両立に向け様々な施策を進めてまいりましたところ、市民や事業者の皆様には感染防止対策への御理解と御協力をいただいていることに感謝申し上げます。 さて、私は令和3年4月、このコロナ禍という荒波の中、4年ぶりに市政のかじ取りを任され、間もなく2年目を迎えます。新たな時代の市政運営に向け、私の思いを反映した令和4年度予算の審議がいよいよ始まります。新年度に向けて1期目就任のときから変わらない市政に対する強い気持ちを持ちつつ、時代の変化に対応し、挑戦をしていく、誰一人取り残さないというSDGsの理念の下、一人でも多くの市民が幸せと感じていただけるよう、市民の期待に沿った市政を推し進めてまいります。 まず、優先的に取り組まなければならないのは、第6波という新たな局面を迎えた新型コロナウイルス感染症への対策であります。終息の兆しが見えず、社会の先行きは今なお不透明です。市民の健康を守り、安心して日常生活を過ごしていただくため、希望する方への検査キットの無償配布と抗体検査の助成を実施するほか、市民が3回目のワクチン接種を速やかに受けられるよう、体制を整備してまいります。 次に、将来を見越した喫緊の最重要課題はやはり人口減対策であります。 本市の2020年国勢調査による確定人口値は3万2,320人、国立社会保障・人口問題研究所が発表した将来人口推計とほぼ同程度で人口減少が進んでおり、このままで推移すると3年後の2025年には3万人を割り込むと推計されております。 昨年策定しました第3次備前市総合計画及び第2期備前市まち・ひと・しごと創生総合戦略が一体となった計画には、4本の柱として子育て支援の充実、教育のまち備前、持続可能な雇用の創出・安定、住宅施策の推進を掲げており、これらを基本とした持続可能なまちづくりを進めます。 市民が備前市に住んでいてよかった、備前市に住み続けたいと思っていただけるよう、放課後児童クラブの新築や子供第3の居場所事業をはじめとする子育て支援策、幼児期からの英語教育や幼・小・中・高の一貫教育の推進などの教育環境の充実、備前焼フェアの開催や松割木の支給などによる備前焼振興策をはじめとする地場産業支援、住宅団地分譲地の整備や移住・定住の促進に資する補助金の継続などを通じて出生数と転入者の増加並びに転出者の抑制につなげ、人口を維持できるよう努めてまいります。 また、このほかにもデジタル化や脱炭素社会への転換、安全・安心に対する意識の高まりなど、本市を取り巻く環境が大きく変化している中、これまでと同じ施策を継続して取り組むだけでは本市の進展は見込まれないと思っています。 本市には豊かな自然環境や日本遺産認定された旧閑谷学校と備前焼をはじめとする文化、観光資源、耐火れんがをはじめとする地場産業、そこで働き、生活する人々の結びつきなど多くの地域資源があります。アフターコロナの新しい時代を見据え、日々変化する社会情勢を見極めながら本市が持つ地域資源を生かし、市民が未来に期待を持てるまちづくりを進めることが必要です。 第3次備前市総合計画に掲げた将来像である「豊かな“自然と文化“、魅力あふれる“まち“、活気ある“ひと“それが備前」の実現に向け、立ち止まることなく職員とともに挑戦と努力を続けながら市政に邁進する所存であります。 終わりに際し、市議会並びに市民の皆様の御理解とより一層の御協力を心からお願い申し上げ、私の所信表明とさせていただきます。 それでは、以下多岐にわたります市政の中から重要な事項について申し上げます。 まず、誰もがいつまでも成長し続け輝けるまちについて申し上げます。 初めに、教育行政全般につきましては、みんなでつくる教育のまち備前市の理念に基づいて国際教育都市備前市を目指し、学校内外での英語教育を核とした国際教育を推進するとともに、インターナショナルスクールの誘致などについても検討を進めてまいります。 生涯学習の充実につきましては、備前まなび塾プラスにて英語宿泊体験学習であるイングリッシュビレッジ、プログラミング教室等の実施や、地域学校協力活動の推進などを通して子供たちの体験活動や学習機会の充実を図るとともに、市民やNPO関係者がボランティアなどをして活躍する場の拡充に努め、世代間の交流を促進してまいります。 学生支援につきましては、高等学校や大学等に進学を希望する経済的な問題を抱える世帯に対し篤志家からの寄附金を原資とした奨学金を給付してまいります。 また、引き続き奨学金貸付制度並びに新規卒業者を対象とした定住促進奨学金返還支援制度の広報活動等周知に努めてまいります。 図書館につきましては、教育委員会を中心として新しい図書館の整備とまちじゅうどこでも図書館構想を進めてまいります。 就学前の教育、保育等の充実につきましては、保育園及び認定こども園の環境整備を進めるとともに、保育料の無償化や認可外保育施設等の利用者への助成などにより子育て世帯の負担軽減を図ってまいります。 また、待機児童の解消のため保育士の確保や小規模保育所運営への支援などを進めるとともに、就学前から小学校への円滑な接続、幼児期から生活の中で楽しく英語に触れる機会を設けるためALTを配置し、英語教育の推進に努めてまいります。 学校教育の充実につきましては、新たな教育大綱の理念の下、一人でも多くの子供がこれからの時代を生き抜く力を獲得できる教育に取り組んでまいります。 あわせて、楽しく学習をする力、学習力、自己表現力を育てながら確かな学力と人間力を育み、知・徳・体のバランスを備えた人材の育成を進めてまいります。そのため、校内研修の充実を通じた教職員の資質向上を図るとともに、ICT活用による授業改善を推進してまいります。 また、ALTや図書館司書の全校配置を継続し、教員以外の人材も活用しながら学校における働き方改革を進めてまいります。 さらには、普通教室のパソコン及びモニター更新や校舎改修工事、照明器具のLED化などの学習環境の整備を進めてまいります。 歴史文化の活用と伝統文化の継承につきましては、備前市文化財保存活用地域計画に基づき歴史文化の継承、保存、活用について計画的に取り組んでまいります。 また、文化施設につきましては日本遺産に認定されている旧閑谷学校や備前焼、地域の文化資源等を活用した企画展やワークショップを開催し、地域の文化財に触れ親しんでもらえるような情報発信を行ってまいります。 あわせて、旧閑谷学校の関係市である水戸市、足利市、日田市と連携し、世界遺産登録に向けて事業を推進してまいります。 さらに、芸術文化活動の推進につきましては、スクールコンサート派遣事業や総合芸術文化祭を開催し、広く一般に芸術の鑑賞機会を提供するとともに、芸術の創造と発展を図り、地域の活性化にも努めてまいります。 スポーツ、レクリエーション活動の推進につきましては、市体育施設や学校体育施設の有効活用に向け、整備や機能充実を図ってまいります。 スポーツ振興策として、備前、日生、吉永3会場に拡大する総合スポーツフェスティバル、八塔寺ふるさと村を活用したアウトドアスポーツ祭、伝統あるえびす駅伝競走大会を開催するなど、市民がする、見る、支えるといった様々な形でスポーツに参画し、一人一人が生きがいを持ち、元気に生活できる環境づくりを推進してまいります。 また、新たな試みとしてスポーツ、イベント、防災などの複合した用途で使用できる屋根つき多目的広場を吉永地域でモデル的に整備してまいります。 なお、これについては事業の効果を検証の上、備前、日生地域においても整備を検討してまいります。 次に、地域で支え合う持続可能なまちについて申し上げます。 コミュニティーの育成と地域活動の支援につきましては、人口減少や高齢化等が進む地域に移住して地域ブランドや地場産品の開発、販売、PRなどの地域おこし支援や地域協力活動を行いながら定住、定着を図る地域おこし協力隊を受け入れ、活動を支援してまいります。 あわせて、それらの活動内容を市のホームページやSNSにより情報発信を行い、多くの方に本市への関心を持っていただけるよう取り組んでまいります。 また、ふるさとづくりを行う団体が地域的課題解決に向けて市担当課とともに取り組む協働事業に対して補助金を交付し、支援してまいります。 人権問題の解決につきましては、人権に関する様々な問題を自分自身の問題として受け止め、日常生活の中でお互いを尊重し合える社会の実現に向けて教育、啓発活動を実施してまいります。 また、ドメスティックバイオレンスなど、市民の相談内容に沿った相談者や相談場所について関係機関と連携を図り、周知を行ってまいります。 さらに、男女共同参画につきましては、第4次備前市男女共同参画基本計画に基づき講座や講演会などを開催し、誰もが個性と能力を十分に発揮し、生き生きと暮らせる社会の実現を目指してまいります。 国際理解と多文化共生の推進につきましては、令和2年度より新型コロナウイルス感染症の蔓延により姉妹都市であるオーストラリア、アメリカ、韓国との相互訪問ができない状況が続いていますが、SNS等を活用した交流を続けながら、コロナ終息後の再開に向け引き続き取り組んでまいります。 また、多文化共生については相談窓口の設置を継続し、各種様式の多言語化や日本語教育の開催などにより備前市在住の外国人が生活しやすい環境を整備してまいります。今後は、新型コロナウイルス感染症の状況を見ながら日本人市民との交流イベントなども計画してまいります。 次に、誰もがいつまでも安心して暮らせるまちについて申し上げます。 生涯を通じた健康づくりの推進につきましては、新型コロナウイルス感染症の蔓延防止に最善を尽くすとともに、ワクチン接種を円滑に実施してまいります。 また、子供から高齢者まであらゆる世代の方が心身ともに健康に暮らしていけるよう、第2次健康びぜん21・備前市食育推進計画や備前市自殺対策計画の普及啓発を愛育委員、栄養委員と連携を取りながら実施するとともに、職域や地域団体とタイアップして保健師、栄養士による健康教室、栄養教室やゲートキーパー養成講座を実施してまいります。 さらに、備前市国民健康保険第2期データヘルス計画、第3期特定健康診査等実施計画に基づく保健事業、特定健診事業を実施していくことで被保険者の健康の保持、増進に努めるとともに、医療費の適正化に努めてまいります。 子育て支援の充実につきましては、子育て支援日本一を目指し施策の充実に取り組んでまいります。 子ども家庭総合支援拠点と子育て世代包括支援センターであるすこやかびぜんを一体的に運営することにより、妊娠期から子育て期に至るまでの総合的な支援を行っていくほか、独り親家庭等の自立支援を行ってまいります。 また、相談支援体制における連携を強化し、貧困やヤングケアラーなど課題を抱える子供の支援を図ってまいります。 さらに、安心して産み育てることができる環境づくりのため、出生時の特別給付金を継続するほか、利用者が増加している放課後児童クラブを新築し、子供や子育て家庭を応援する社会を形成するための環境整備を行ってまいります。 生活困窮者等の自立支援につきましては、稼働能力のある受給者に対する自立就労支援が課題であるため、関係機関と連携を図りながら支援を行ってまいります。 また、生活保護に至る前の生活困窮者に対し早期に経済的、社会的自立が図れるよう、関係機関と連携を図りながら家計改善や相談支援、就労支援などの充実に努めてまいります。 障害のある人への福祉の充実につきましては、障害のある人が地域において自立した日常生活を営み社会参加が図れるよう、基幹相談支援センターを中核とした相談支援体制の強化、就労の場の確保などに努めてまいります。 また、発達障害者を支援するために関係機関の連携や支援方法の検討及び啓発並びに相談に係る事業を実施してまいります。 高齢者への福祉の充実につきましては、高齢者が住み慣れた地域で自分らしく安心して暮らせる町を目指し、医療と介護の切れ目のないサービス提供を促進してまいります。 また、地域におけるサロンや憩いの場等への参加を促進するなど介護予防の推進を図るとともに、認知症予防や認知症に対する理解を深めるための普及啓発を進めるほか、認知症当事者の社会参加を促進してまいります。 地域に密着した医療サービスの提供につきましては、いまだに新型コロナウイルス感染症の終息が見込まれない状況ではありますが、引き続き県や和気医師会との連携を密にし、迅速かつ柔軟に役割分担や連携体制の構築に努め、公立病院としての役割を果たしてまいります。 また、住み慣れた地域で安心して自分らしい日常生活を送ることができるような介護、保健、予防等と連携した良質な医療を提供してまいります。 次に、地域の活力を生む産業を振興させるまちについて申し上げます。 商工業、海運業の振興につきましては、企業誘致関連では久々井地区企業団地造成事業の完了を目指し取り組んでいるところであります。今後も企業誘致に向け新規工業団地の開発を検討してまいります。 また、地域経済の活性化につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大により減収、減益、休業など少なからず影響を受けている事業者に対し雇用の維持、確保並びに終息後の事業継続に向け、国、県の支援に限らず必要なところには積極的に支援を行ってまいります。 なお、新型コロナウイルス感染症終息の見込めない中、社会情勢も相当に厳しい状況であることから、引き続き国、県並びに地域の動向に注視しながら市内事業者の支援に努めてまいります。 魅力ある農林水産業の推進につきましては、農林水産業の最重要施策である担い手の確保、育成や鳥獣害対策のほか耕作放棄地の解消が大きな課題であるため、各集落において将来の農地の在り方を示した人・農地プランを順次作成し、地域農業の活性化に取り組んでまいります。 また、林業については森林環境譲与税を活用して地球温暖化対策や水源涵養など森林の公益的機能を維持増進できるように適切な管理を行ってまいります。 さらに、水産業振興については里海・里山の資源を将来にわたって持続可能な形で活用するため、官民が連携して取り組む事業を進めてまいります。 魅力ある資源を生かした観光の推進につきましては、備前焼振興策として年4回の備前焼フェアの開催や備前焼作家の活動支援を行ってまいります。 また、国内外の公館等に備前焼を紹介するなど、日本遺産、伝統工芸品としての備前焼の魅力を発信する基盤づくりを行ってまいります。 さらに、岡山デスティネーションキャンペーンや瀬戸内国際芸術祭の開催に合わせて市内でのイベント等を実施するとともに、文化庁が主催する日本遺産サミットや日本遺産の日イベントに参画し、本市の日本遺産の魅力を国内外に発信をしてまいります。 秩序ある土地利用と良好な市街地の形成につきましては、都市公園を中心に隣地を含めた防災公園整備を検討するため、設置に係る手続などを研究してまいります。 移住・定住の促進につきましては、住宅リフォームを対象に助成金額を拡充するとともに、地域振興券での助成を行うことでコロナ禍で消費の冷え込みによるダメージを受けた地域経済の回復にも寄与してまいります。 あわせて、若年者新築住宅補助金の改正など各種住宅関連補助制度を効果的に活用することにより、引き続き若年者の移住推進及び転出抑制に取り組んでまいります。 住宅の供給と安心できる住環境の整備につきましては、人口減少が著しい本市において移住・定住を考える子育て世帯のニーズに対応するため、令和3年度より久々井地区において宅地造成分譲事業に着手しており、早期の完成に向け取り組んでまいります。 次に、安全で快適な生活が送れるまちについて申し上げます。 防災・防犯体制の強化につきましては、地域住民が安全・安心に生活が送れるよう、地域内の犯罪抑止のため防犯カメラの増設や防犯灯のLED化に対する補助、高齢者を狙った特殊詐欺等への被害防止対策として迷惑電話防止機能つき機器購入補助金を継続して行ってまいります。 また、高齢者のアクセルとブレーキの踏み間違いによる交通事故の防止対策として、緊急発進抑制装置の整備費補助を新たに進めてまいります。 防災につきましては、地域防災力を強化するため、自助・共助の考えに基づいた防災行動につながる住民の自主的な取組に対する補助や地域への出前講座などを引き続き行ってまいります。 また、デジタル防災行政無線同報系整備の完了後は緊急的な災害情報を迅速に市内全域へ伝達できるよう進めてまいります。 消防につきましては、消防団員の確保及び円滑かつ迅速な消防活動が行えるよう、準中型自動車免許取得時の費用補助、配備後20年以上経過している消防車両について順次更新を行うなど、消防団員の活動環境の向上を図ってまいります。 河川改修、砂防施設整備につきましては、近年集中豪雨による水害が頻発しており、短時間で河川が増水し、堤防が壊れて甚大な被害が発生する事例も増えています。その被害を防ぐ改修事業には日数と多額の費用が必要となるため、早急な対応は困難でありますが、即効性がある事業として既存の河川の断面内に堆積している土砂及び樹木を伐採し、通水断面を確保することで洪水被害の軽減を図ってまいります。 また、河川のしゅんせつ土の受入れ地としてしゅんせつ土砂処分場の整備を継続し、令和5年度末の完成に向けて取り組んでまいります。 さらに、ため池対策については防災重点のため池の基準が令和2年度に見直され、15か所だったものが131か所となっています。これら全てを改修するには受益者負担金や工事費の調整が必要なため、ソフト対策としてハザードマップの作成を行い周知することでため池下流域に居住する市民の安全を図ってまいります。 安全でおいしい水の安定供給につきましては、備前市水道事業の根幹となる坂根浄水場と東部地域への送水拠点となる三石第一加圧ポンプ場において、令和元年度から実施している更新整備等を引き続き行ってまいります。 生活排水の適正処理につきましては、伊里地区の公共下水道整備と大内地区の管渠更生工事を行ってまいります。 また、長寿命化事業については吉永浄化センター水処理機械と電気設備等の更新を行ってまいります。 道路港湾の整備につきましては、人口減少が進む現状において、将来にわたり持続可能なまちづくりを実現するためコンパクトな町の形成と道路ネットワークの強化を図ることが重要となっております。 伊部、浦伊部地区で計画していた土地区画整理事業は、土地の都市計画制限の長期化を是正するため令和4年度(「令和元年度」と後刻訂正)に廃止しており、この対象エリア61ヘクタールの土地について今後は道路整備事業の推進を図り、民間企業による宅地開発を促進することで停滞した都市基盤整備を前進させてまいります。 さらに、港湾整備については令和4年度から鴻島港内の係留施設の整備やしゅんせつに着手し、船舶の航行と施設の安全を図ってまいります。 あわせて、高潮対策である防潮堤の早期完成を目指し県への要望や地元調整に努めてまいります。 次に、環境を大切にして未来につなぐまちについて申し上げます。 公共交通の確保につきましては、備前市地域公共交通網形成計画により持続可能な公共交通体系の構築を進めてまいります。 市営バス運行では、市民の日常生活を支えるため買物や通院、通勤、通学等における移動実態に合わせた見直しや、バスの利用者が著しく少なく利用が見られない地域等では、バスの代替交通として地域に応じた新たな移動手段の導入を検討してまいります。 また、生活交通チケットの交付や離島定期船の運航等も引き続き行ってまいります。 さらに、鉄道や駅関連では増便、延長運行に向け、各駅舎の改修やパーク・アンド・ライドなどの駅周辺整備、新駅の建設に取り組み、JRの利便性向上に努めてまいります。 廃棄物の減量化、再資源化、適正処理の推進につきましては、引き続きサーキュラーエコノミーを意識しながら持続可能な循環型社会の実現に向け、減量化、資源化を一層図ってまいります。 具体的には、市民をはじめ環境衛生指導委員や資源回収推進団体の協力を得てごみ分別を推進し、9種23分別の完全実施やリサイクルの向上を目指して取り組んでまいります。 また、将来の廃棄物処理施設、リサイクル施設整備については引き続き調査の進捗状況等、地元の皆様との協議を十分に踏まえ取り組んでまいります。 環境保全対策の推進につきましては、大気、水質測定を実施していくほか、備前市、和気町を事務局とした協議会において、金剛川の汚染を未然に防止し、流域の環境保全対策の推進を図ってまいります。 あわせて、坑水処理場の適切な管理運営を実施し、老朽化している野谷坑廃水処理場改修工事の令和6年度末完成を目指してまいります。 地球温暖化対策については2050年に二酸化炭素排出実質ゼロ達成の実現を目指し、備前市地球温暖化対策実行計画事務事業編の改定及び新たに本市が脱炭素に向かう地域特性等に応じた先行的な取組を実施するための指針となる備前市地球温暖化対策実施計画区域施策編を策定してまいります。 また、再生エネルギー等の有効利用の促進を図るため、現行の電気自動車等導入費補助金制度について見直し、補助金対象を電気自動車のほか太陽光発電設備及び蓄電池設備を追加するとともに、補助金額を増額し、制度の拡充を図ってまいります。 さらに、各種啓発活動や未来を見据えた水素のまちづくり構想を検討していくなど、脱炭素社会の実現に取り組んでまいります。 次に、デジタルについて申し上げます。 これからのデジタル社会の実現に向け、全庁的に行政手続のオンライン化を推進するとともに、スマートフォンなどの操作が不慣れな方を取り残さぬよう、デジタルディバイド対策にも取り組んでまいります。 また、公平公正な社会を実現するためのインフラであり行政手続のオンライン化にも寄与するマイナンバーカードの普及促進についても引き続き進めてまいります。 次に、行政の推進について申し上げます。 市有財産の有効活用と適正な管理につきましては、公共施設等総合管理計画に基づき策定された個別施設計画により公共施設の最適な配置の実現に向け施設を統廃合するなど、実施可能な物件から着手してまいります。あわせて、売却や貸付け可能な財産の有効活用、将来のまちづくりに有益な用地の取得を推進してまいります。 また、旧アルファビゼン跡地活用についてはまちづくりの新たな拠点整備として公民館、総合福祉センターの設置や医療福祉系専門学校での活用も検討してまいります。 総合支所の有効活用につきましては、日生総合支所は総合出先機関としての機能充実と地域防災拠点としての安全確保が必要であることから、耐震及び長寿命化を目的とした改修工事を進めてまいります。 また、三石総合支所は備前東商工会三石支所の移転を進め、窓口及び事務所スペースを有効活用しながら市民サービスの充実に努めてまいります。 さらに、吉永総合支所では吉永地域がより便利で住みやすい町になることを目指し、JR吉永駅南周辺整備や総合支所の新設等によるコンパクトシティー化を検討してまいります。 行政を見据えた行財政改革につきましては、質の高い行政サービスを提供するため自ら学び、考え、行動する自律型職員の育成に努めてまいります。 また、持続可能な行政基盤の構築に向けて市を取り巻く様々な行政課題へ適切に対応するために各所属の専門性を高めるとともに、組織を横断して解決へと導くことのできる組織、機構の体制を目指してまいります。 さらに、現行の業務や事業の見直しにつきましては、限られた財源と人材から最大の効果を引き出すため、少子・高齢化や人口減少など社会構造の変化を察知しながら慣習や前例にとらわれることなく真に必要な行政サービスを選択し、その効果的、効率的な提供に努めてまいります。 最後に、健全な財政運営について申し上げます。 新型コロナウイルス感染症の終息が見通せない中、世界的な原油高やアメリカのインフレ動向など、日本経済に対して新たな懸念材料が生じています。本市では、市税の急激な落ち込みなどは予測しておりませんが、今後の人口減少による減収は避けられない見通しであります。 また、もう一つの歳入の柱となる普通交付税につきましては、令和4年度は国の予算で総額3.5%の増となっておりますが、本市では算定基礎となる国勢調査人口の減少による下振れが懸念されるところであります。 健全財政の運営につきましては、財政の弾力性の指標となる令和2年度の経常収支比率が97.6%と県下では依然として高い水準にあります。このため、令和4年度予算では編成過程において事業の緊急性や優先度について評価と選別を行うとともに、委託料や補助金などの節減に努めることで収支の均衡と財源不足の解消を図っております。 さらに、新たなまちづくりの政策に必要な財源は、ふるさと納税を積み立てたまちづくり応援基金などを活用することで全体として健全かつ積極的な予算といたしております。 今後も厳しい財政状況は続きますが、限られた財源を有効に活用しながら新型コロナウイルス感染症対策をはじめ市民の皆様の安全の確保と健康の維持に全力で取り組んでまいります。 あわせて、暮らしやすい魅力あふれる備前市を築くために国や県の補助金を積極的に活用するとともに、引き続きふるさと納税や企業版ふるさと納税の制度を有効に活用してまいります。 以上、市政の運営に当たりまして議員及び市民の皆様の格別の御理解、御協力を重ねてお願い申し上げまして、令和4年度の施政方針といたします。 訂正をいたします。 道路港湾の整備の中ほどで伊部、浦伊部地区で計画していた土地区画整理事業は土地の都市計画制限の長期化を是正するため、令和元年度に廃止しており、令和4年度と発言をいたしました。令和元年度に訂正をさせていただきます。 ○議長(守井秀龍君) 市長の施政方針演説が終わりました。 説明中途ですが、この際暫時休憩いたします。     午前11時12分 休憩     午前11時25分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 引き続き、提案説明を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、引き続きまして提案理由の説明をいたします。 まず、別冊のとおり調整しております議案第1号及び議案第2号の令和3年度補正予算について申し上げます。 議案第1号令和3年度備前市一般会計補正予算(第11号)についてでありますが、主にコロナ対応のための国の地方創生臨時交付金を活用した事業の調整を行っており、所得制限により国の子育て世帯への臨時特別給付金の対象とならなかった児童に対し、1人につき10万円を市独自で支給する子育て世帯への臨時特別給付金、低所得の独り親世帯に対し1人につき5万円を市独自で支給する子育て世帯生活支援特別給付金、病院事業職員に対する慰労金及び院内の感染症対策経費に対する病院事業会計繰出金、公民館や体育施設のWi-Fi機器の設置、離島航路を維持するための離島定期船運航補助金の増額のほか、春の備前焼フェアの開催準備に係る経費及び補助金の会計処理年度の変更に伴う若年者新築補助金の増額に加え、繰越明許費、債務負担行為の補正をお願いするものであります。 補正額は、歳入歳出それぞれ4,558万円を減額し、予算総額で223億3,010万2,000円としたものであります。 次に、議案第2号令和3年度備前市病院事業会計補正予算(第2号)についてでありますが、病院事業職員に対する慰労金及び感染症対策のための備品等の購入費並びにこれに係る一般会計繰入金の補正などをお願いするものであります。 補正額は、収益的支出528万円を追加し、支出総額で59億2,959万9,000円としたものであります。 続きまして、議案第3号から第17号までの令和4年度当初予算について申し上げます。 令和4年度当初予算は、持続可能で魅力あふれる令和の時代のまちづくりに向けて第3次備前市総合計画に掲げた政策を実現するための施策や事業に重点を置いた編成としております。 まず、議案第3号令和4年度備前市一般会計予算についてでありますが、予算総額は211億1,100万円で、前年度当初比で12.1%の増となっております。主な事業といたしましては、デジタル同報系防災行政無線整備事業、しゅんせつ土砂処分場整備事業、野谷坑廃水処理場改修事業などの継続事業のほか、新規事業として小・中学校へのICT支援員派遣業務委託料、幼・小・中・高接続期の教育接続マネジャーの導入、小・中学校の給食費及び学用品費の無償化、八塔寺の自然を生かしたアウトドアスポーツイベントの開催、新図書館構想の具体化と建物の設計、インターナショナルスクールの誘致に係る検討業務、通学路等への防犯カメラの設置、岡山大学と連携して備前市における免疫獲得レベルを調査及び研究するための助成金、伊部小学校区の放課後児童クラブ施設の新設、備前焼フェアの開催及び都市部に向けた販売促進事業、窯たきに必要な松割木の支給等による作家の活動支援、備前焼ミュージアムの新築等の設計、市道浦伊部線などの道路新設改良事業、JR備前片上駅前整備事業のほか、伝統産業会館を含むJR伊部駅のバリアフリー化、JR吉永駅南周辺整備のための用地取得、長船・香登間のJR新駅開設の検討、日生鴻島港の港湾施設の改修、市営バス既存路線の増便及び新規路線の実証運行、電気自動車や太陽光発電システム、蓄電システム等の導入促進に係る補助金、旧アルファビゼンの減築後の整備に係る設計、日生総合支所の耐震長寿命化に係る工事費などを計上するものであります。 歳入の主なものでは、市税は令和3年度の実績が当初を上回る見込みであることから、前年度比1.9%増の48億2,782万5,000円としております。地方交付税では、前年度実績から国の示す伸び率や公債費など独自の要素を勘案し、前年度比10.5%増の73億5,000万円としております。国庫支出金では、医療や福祉などの社会保障費に係る国庫負担金のほか、新型コロナウイルスワクチン接種、学校のトイレ及びエアコンの整備に係る国庫補助金などを計上し、前年度比22.1%増の23億1,210万3,000円を、県支出金では後期高齢者医療事業のための県負担金や私立保育園の運営委託に係る県補助金など、前年度比9.3%増の10億8,564万8,000円と見込んでおります。ふるさと納税寄附金につきましては、サイトの拡充や来訪者への細かなPRを展開することで前年度当初比66.7%増の5億円を、繰入金では新たな教育の施策や備前焼の振興、コンパクトシティーの形成に向けた施策の財源としてまちづくり応援基金から10億3,033万円を、日生市民会館の改修や吉永駅南側の整備に向けた用地購入費などのため振興基金から1億3,999万4,000円を、国庫補助が受けられない小規模な施設改修や地域のイベントなどのソフト事業の財源としてまちづくり振興基金から2億4,577万3,000円など、前年度比111.4%増の18億6,101万5,000円としております。 また、このたびの編成では歳出予算において緊急度や優先度の高い事業を選別するとともに、委託料や補助金の削減に努めることで収支の均衡を図り、財政調整基金からの財源不足の繰入れを解消しております。 市債は、継続事業のデジタル同報系防災行政無線やしゅんせつ土砂処分場、市道新設改良などの事業に所要額を見込むほか、普通交付税の試算から臨時財政対策債を大幅減とするなど、前年度比8.2%減の15億1,200万円を計上しております。 次に、歳出でありますが、性質別では人件費、扶助費及び公債費を合算した義務的経費が82億6,400万円で全体の39.1%を占め、物件費、維持補修費、補助費等を合算した消費的経費が65億2,800万円で構成比30.9%、投資的経費が31億6,000万円で構成比15.0%、積立金、繰出金を含むその他の経費が31億5,900万円で構成比15.0%となっております。消費的経費の主なものは、下水道事業会計繰出金10億3,411万9,000円、東備消防組合負担金5億9,521万円、病院事業会計繰出金5億2,132万円などで前年度比10.9%の増となっております。投資的経費の主なものは、デジタル同報系防災行政無線整備事業6億2,711万1,000円、しゅんせつ土砂処分場整備事業9,100万円、野谷坑廃水処理場改修事業4億1,551万1,000円、市道改良事業3億8,640万円、日生総合支所耐震長寿命化工事3億40万円など、前年度比46.5%の増となっております。また、その他の経費の主なものは、介護保険事業特別会計繰出金6億3,157万円、後期高齢者医療広域連合負担金5億8,174万3,000円、国民健康保険事業特別会計繰出金3億8,505万7,000円、下水道事業会計への出資金4億1,588万1,000円、企業用地造成事業特別会計繰出金1,900万円、積立金としてまちづくり応援基金積立金2億5,886万5,000円などで前年度比16.5%の増となっております。 次に、議案第4号令和4年度備前市国民健康保険事業特別会計予算についてでありますが、国保世帯数を4,940世帯、一般被保険者数を7,366名と見込み、保険給付金の総額で30億6,082万9,000円を計上するなど、会計全体では42億8,212万4,000円を計上しております。 次に、議案第5号令和4年度備前市土地取得事業特別会計予算についてでありますが、西片上遊技場跡地ほかの先行取得に係る公有財産購入費などを計上し、会計全体で2億9,176万9,000円となっております。 次に、議案第6号令和4年度備前市三石財産区管理事業特別会計予算についてでありますが、財産区管理地の維持管理費と積立金などを計上しており、会計全体で464万9,000円となっております。 次に、議案第7号令和4年度備前市三国地区財産区管理事業特別会計予算についてでありますが、財産区管理地の維持管理費などを計上し、会計全体で937万6,000円となっております。 次に、議案第8号令和4年度備前市浄化槽整備事業特別会計予算についてでありますが、吉永地域において整備した浄化槽設備の維持管理費などを計上し、会計全体では2,212万8,000円となっております。 次に、議案第9号令和4年度備前市後期高齢者医療事業特別会計予算についてでありますが、岡山県後期高齢者医療広域連合の予算に基づき編成し、広域連合への保険料等納付金6億373万4,000円などを計上し、会計全体では6億3,832万3,000円となっております。 次に、議案第10号令和4年度備前市介護保険事業特別会計予算についてでありますが、介護保険事業勘定では介護サービスの利用状況の実績や、事業計画などから保険給付費及び地域支援事業費を見込み、全体では40億5,635万6,000円を計上しております。予防サービス事業勘定では、介護予防サービス計画の作成に係る経費を計上し、全体で2,273万8,000円を計上しております。 次に、議案第11号令和4年度備前市飲料水供給事業特別会計予算についてでありますが、鴻島、寺山、飯掛、大股の4つの飲料水供給施設の維持管理費などを計上し、会計全体では2,920万7,000円となっております。 次に、議案第12号令和4年度備前市宅地造成分譲事業特別会計予算についてでありますが、久々井住宅団地の造成工事に係る工事請負費などを計上し、会計全体で1,105万7,000円を計上しております。 次に、議案第13号令和4年度備前市駐車場事業特別会計予算についてでありますが、備前片上駅駐車場整備工事及び香登駅前駐車場用地購入費などのほか市営駐車場の維持管理費を計上し、会計全体で2,983万7,000円となっております。 次に、議案第14号令和4年度備前市企業用地造成事業特別会計予算についてでありますが、久々井地内の企業用地造成事業の完了に伴う土地売払収入などを計上し、会計全体で4億2,724万円となっております。 次に、議案第15号令和4年度備前市水道事業会計予算についてでありますが、給水戸数1万4,500戸、年間総給水量560万立方メートルを予定し、収益的収入予算は7億9,789万7,000円、収益的支出予算は9億2,156万6,000円となっております。また、資本的支出予算では配水管改良等事業及び浄水設備等改良事業など建設改良費に12億8,344万1,000円、企業債の元金償還に8,799万3,000円など、合計13億7,253万4,000円を計上しております。これらの財源としての資本的収入予算は企業債、他会計出資金、他会計負担金、工事負担金の合計6億5,768万2,000円となっており、不足分については当年度分消費税資本的収支調整額及び過年度分損益勘定留保資金で補填することとしております。 次に、議案第16号令和4年度備前市下水道事業会計予算についてでありますが、水洗化人口2万5,545人、年間排水処理水量313万2,530立方メートルを予定し、収益的収入予算は19億6,600万2,000円、収益的支出予算は20億8,617万4,000円となっております。また、資本的支出予算では管渠の整備や吉永浄化センターの機械設備の更新など建設改良費に4億7,664万3,000円、企業債の元金償還に13億25万6,000円など、合計17億8,289万9,000円を計上しております。これらの財源としての資本的収入予算は企業債、他会計出資金、国庫補助金、県補助金、他会計補助金、受益者負担金等の合計9億4,396万5,000円となっており、不足分については当年度分消費税資本的収支調整額及び過年度分損益勘定留保資金で補填することとしております。 次に、議案第17号令和4年度備前市病院事業会計予算についてでありますが、病院の年間患者延べ人数として入院6万4,970人、外来17万6,869人を予定し、介護老人保健施設の年間利用者延べ人数として入所2万6,800、通所6,000人を予定し、訪問看護ステーションの年間訪問延べ人数として3,400人を予定し、全体で収益的収入予算は55億6,903万8,000円、うち医業収益は45億6,900万7,000円、介護老人保健施設事業収益は4億6,054万1,000円を計上し、収益的支出予算は55億6,903万8,000円となっております。資本的支出予算では、電子カルテシステムなど機械備品に係る資産購入費に4億3,998万7,000円、企業債の元金償還に2億2,253万4,000円、医師及び看護学生等の修学資金貸付金に960万円の合計6億7,462万1,000円を計上しております。これらの財源としての資本的収支予算は、他会計負担金、他会計補助金、国県補助金、企業債、貸付金返還金の合計3億1,053万円となっており、不足分については過年度分及び当年度分損益勘定留保資金で補填することとしております。 続きまして、議案第18号から第26号までの令和3年度の補正予算について申し上げます。 議案第18号令和3年度備前市一般会計補正予算(第12号)についてでありますが、歳入では実質見込みに伴う市民税及び固定資産税の増額、国の補正予算に伴う普通交付税の増額、中小企業等の固定資産税の減免に伴う地方税減収補填特別交付金の計上、歳出では放課後児童支援員などの処遇改善に係る調整、ふるさと納税寄附金の増に伴うまちづくり応援基金積立金の増額、篤志の給付金を積み立てる奨学資金貸付基金積立金の増額、市債の繰上償還に備えるための減債基金積立金の増額、各事業費の実績見込みによる調整及び財源更正のほか、継続費、繰越明許費、債務負担行為及び地方債の補正をお願いするものであります。 補正額は、歳入歳出それぞれ4億3,779万5,000円を減額し、予算総額で218億9,230万7,000円としたものであります。 次に、議案第19号令和3年度備前市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)についてでありますが、実績見込みによる保険給付費などの調整及び国県支出金などの財源の補正をお願いするものであります。 補正額は、歳入歳出それぞれ4,921万5,000円を追加し、予算総額で42億7,710万4,000円としたものであります。 次に、議案第20号令和3年度備前市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)についてでありますが、実績見込みによる後期高齢者医療広域連合納付金の調整などをお願いするものであります。 補正額は、歳入歳出それぞれ2,213万3,000円を減額し、予算総額を6億834万8,000円としたものであります。 次に、議案第21号令和3年度備前市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)についてでありますが、実績見込みによる保険給付費の調整などをお願いするものであります。 補正額は、介護保険事業勘定の歳入歳出それぞれ2億8,767万4,000円を、予防サービス事業の歳入歳出それぞれ103万6,000円を減額し、予算総額を43億5,079万8,000円としたものであります。 次に、議案第22号令和3年度備前市宅地造成分譲事業特別会計補正予算(第2号)についてでありますが、久々井住宅団地分譲地の造成に係る繰越明許費の設定などの補正をお願いするものであります。 補正額は、歳入歳出の総額に異同なく、予算総額を417万5,000円としたものであります。 次に、議案第23号令和3年度備前市駐車場事業特別会計補正予算(第2号)についてでありますが、駐車場整備工事等の実績に伴う事業費の減額の補正をお願いするもので、歳入歳出それぞれ990万円を減額し、予算総額を4,143万1,000円としたものであります。 また、議案第24号令和3年度備前市企業用地造成事業特別会計補正予算(第1号)についてでありますが、企業用地の売却後に賦課することとなった下水道受益者負担金の減額のほか、繰越明許費の設定などの補正をお願いするものであります。 補正額は、歳入歳出それぞれ1,500万円を減額し、予算総額を816万1,000円としたものであります。 次に、議案第25号令和3年度備前市水道事業会計補正予算(第4号)についてでありますが、坂根浄水場及び三石第一加圧ポンプ場整備事業並びに配水管改良等事業に係る継続費の変更と、これに伴う事業費の減額などをお願いするのであります。 補正額は、資本的支出4億6,307万円を減額し、支出総額で15億8,102万1,000円としたものであります。 次に、議案第26号令和3年度備前市下水道事業会計補正予算(第3号)についてでありますが、事業債の増額、人件費の調整などをお願いするものであります。 補正額は、受益的支出を26万9,000円、資本的支出を19万円追加し、支出総額で43億7,965万5,000円としたものであります。 続いて、議案書にお戻りいただき4ページ、議案第27号備前市の組織及びその任務に関する条例及び備前市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する等の条例の制定についてでありますが、本案は本市の施策展開に最適な機構となるよう令和4年4月から組織の見直しを行うに当たり、規定の整備を行うものであります。 14ページ、議案第28号備前市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本案は令和4年4月より行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律が個人情報の保護に関する法律に一本化されることから、必要となる規定の整備を行うものであります。 16ページ、議案第29号備前市営バス運行事業に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本案は市営バスの1日フリー乗車券の料金について現行の500円から400円に改定するほか、回数乗車券の減免に係る取扱いについて字句等の見直しを行うものであります。 18ページ、議案第30号備前市副市長の定数を定める条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本案は複雑化、多様化する行政需要に対し、行政運営における体制整備の選択肢を増やすため、現行1人とする副市長の定数を2人以内とするものであります。 20ページ、議案第31号備前市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本案は非常勤職員に係る育児休業及び部分休業の取得要件の緩和のほか、職員の育児休業に関する勤務環境の整備について国家公務員の育児休業等に関する法律の改正に準じ、規定の整備を行うものであります。 24ページ、議案第32号備前市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本案は保育士及び保育教師の処遇改善として給料表の改定及び改定に伴う保育手当の見直しを行うものであります。 31ページ、議案第33号備前市職員特殊勤務手当支給条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本案は特殊勤務手当の適正化に向けた県からの指摘から廃棄物処理施設管理手当を改正するほか、葬儀における祭壇飾りつけ業務の廃止に伴い祭壇飾りつけ手当を廃止するため、規定の整備を行うものであります。 34ページ、議案第34号備前市税条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本案は中古自動車販売業者が販売を目的として所有及び展示している中古自動車等について、軽自動車税種別割を課税免除とするための規定を整備するものであります。 36ページ、議案第35号備前市営住宅条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本案は市営住宅の解体、廃止に伴う規定の整備のほか、表示内容の見直しを行うものであります。 41ページ、議案第36号備前市コミュニティハウス設置条例を廃止する条例の制定についてでありますが、本案は令和4年3月をもって日生地域のコミュニティハウスに係る起債の償還及び指定管理期間が終了することから、当該施設を普通財産としたいため設置条例を廃止するものであります。 42ページ、議案第37号備前市老人憩いの家龍泉荘設置条例を廃止する条例の制定についてでありますが、本案は老人憩いの家龍泉荘が老朽化し、今後の施設利用の見込みがないため、設置条例を廃止するものであります。 43ページ、議案第38号備前市情報通信技術を活用した行政の推進等に関する条例の制定についてでありますが、本案は市民の利便性の向上及び行政運営の簡素化、効率化を図ることを目的として、市の機関等において申請などの手続をオンラインにより行うことができるよう、条例を制定するものであります。 附則として、令和4年4月1日から施行し、あわせて備前市行政手続条例について所要の改正を行うことといたしております。 48ページ、議案第39号岡山市及び備前市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約の一部変更についてでありますが、本案は令和4年度から令和8年度までの期間で岡山市連携中枢都市圏ビジョンが新たに制定されることから、平成28年10月11日に締結した連携中枢都市圏形成に係る連携協約の取組を変更するため、議会の議決を求めるものであります。 56ページ、議案第40号市道路線の認定についてでありますが、本案は伊部及び久々井地区内の3路線について市道の路線認定を行うものであります。 以上、簡単に説明をいたしましたが、詳細につきましては別添の細部説明書を御覧いただき、審議のほどよろしくお願いいたします。 私のほうからは以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 提案理由の説明が終わりました。 ただいま説明のありました議案のうち、議案第27号中第3条については地方教育行政の組織及び運営に関する法律第23条第2項の規定により、議会は議決をする前に教育委員会の意見を聞かなければならないこととなっております。 お諮りいたします。 この手続については文書をもって教育委員会に照会し、回答を求めることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、文書をもって照会することに決定いたしました。 なお、この照会文書の内容につきましては議長に御一任願います。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 日程5、議案第1号及び議案第2号の質疑を行います。 まず、議案第1号令和3年度備前市一般会計補正予算(第11号)については質疑通告がありません。 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第1号についての質疑を終結いたします。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 次に、議案第2号令和3年度備前市病院事業会計補正予算(第2号)については質疑通告がありません。 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第2号についての質疑を終結いたします。 以上で議案第1号及び議案第2号に対する質疑は終わりました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) これより議案第1号及び議案第2号の委員会付託を行います。 お手元に配付いたしております委員会付託案件表を御覧願います。 議案第1号及び議案第2号は、委員会付託案件表に記載のとおり、各常任委員会に付託することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、委員会付託案件表のとおり付託いたします。 委員会開催のため、この際暫時休憩いたします。     午後0時03分 休憩     午後4時37分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) この際、本日の議事運営についてお諮りいたします。 本日の会議時間は、本日予定されております議事を終了するまで延長いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、本日の会議は本日予定されております議事を終了するまで会議時間を延長することに決定いたしました。 引き続き、委員会開催のため暫時休憩いたします。     午後4時38分 休憩     午後5時50分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 日程6、これより委員長報告を行います。 まず、厚生文教委員長の報告を願います。 中西厚生文教委員長。     〔厚生文教委員長 中西裕康君 登壇〕 ◆厚生文教委員長(中西裕康君) それでは、厚生文教委員会の審査結果を御報告いたします。 本日、本委員会に付託されました議案第2号令和3年度備前市病院事業会計補正予算(第2号)を審査するため、本会議休憩中に本委員会を開催し、説明員の出席を求め、慎重に審査いたしました。審査月日、出席委員、説明員は付記のとおりであります。 審査の結果、議案第2号については令和3年度11月備前市議会第6回定例会において指摘のあった私立病院との不平等さについて解消されていないとの意見が出され、立川委員より新型コロナウイルス感染症に対する病院事業職員に対する慰労金に係る一般会計からの繰入金528万円を削除する修正案が提出され、修正案について採決を行った結果可否同数となったため、委員長裁決により可決いたしました。残る原案については全会一致で可決と決しております。 以上で厚生文教委員会の委員長報告を終わります。 ○議長(守井秀龍君) 委員長の報告が終わりました。 これより委員長に対する質疑を行います。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、委員長報告に対する質疑を終結いたします。 以上で厚生文教委員長の報告を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 次に、委員会において少数意見が留保されておりますので、少数意見の報告を願います。 西上議員の報告を願います。 7番西上議員。     〔7番 西上徳一君 登壇〕 ◆7番(西上徳一君) 先ほどの厚生文教委員会において留保した少数意見を報告いたします。 新型コロナウイルス感染者の入院を受け入れる病院として備前病院が対応しました。看護師も自らの感染や家族への感染が不安で精神的につらい中での業務、また看護職の家族に向けられた差別や偏見もあったと聞いております。 また、市内の病院において入院患者の受入れ体制に関わっているのは備前病院のみであり、日生病院並びに吉永病院は人員派遣のできる体制を構築しております。 財源についても地域振興費補助金、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が使えるとのことです。1人当たりの慰労金1万6,000円は妥当であると言えます。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) 少数意見の報告が終わりました。 これより少数意見者に対する質疑を行います。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、少数意見者に対する質疑を終結いたします。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 次に、予算決算審査委員長の報告を願います。 掛谷予算決算審査委員長。     〔予算決算審査委員長 掛谷 繁君 登壇〕 ◆予算決算審査委員長(掛谷繁君) それでは、予算決算審査委員会の審査結果を御報告いたします。 本日、本委員会に付託されました議案第1号令和3年度備前市一般会計補正予算(第11号)を審査するため本会議休憩中に本委員会を開催し、説明員の出席を求め、慎重に審査いたしました。審査月日、出席委員、説明員は付記のとおりでございます。 審査の結果、議案第1号については田口委員より第2表繰越明許費補正及び第3表債務負担行為補正中、備前焼フェア(春)に関する予算を削減、4款衛生費、1項保健衛生費、1目保健衛生総務費中、病院事業会計繰出金に関する予算528万円を減額、7款商工費、1項商工費、3目観光費中、備前焼フェア(春)に関する予算75万3,000円を減額する修正案が提出されました。 修正案について採決を行った結果可否同数となったため、委員長裁決により田口委員提出の修正案については否決といたしました。 修正案が否決されたため、次に原案について採決を行った結果可否同数となったため、委員長裁決により原案のとおり可決といたしました。 なお、少数意見が留保されております。 以上で予算決算審査委員会の委員長報告を終わります。 ○議長(守井秀龍君) 委員長の報告が終わりました。 これより委員長に対する質疑を行います。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、委員長報告に対する質疑を終結いたします。 以上で予算決算審査委員長の報告を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 次に、委員会において少数意見が留保されておりますので、少数意見の報告を願います。 田口議員の報告を願います。 3番田口議員。     〔3番 田口豊作君 登壇〕 ◆3番(田口豊作君) 少数意見報告書、議案第1号令和3年度備前市一般会計補正予算(第11号)。 意見の要旨、備前市病院職員への慰労金給付事業並びに備前焼フェア開催の準備経費には異議があるので、反対する。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) 少数意見の報告が終わりました。 これより少数意見者に対する質疑を行います。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、少数意見者に対する質疑を終結いたします。 以上で委員長報告を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 日程7、討論・採決を行います。 まず、議案第1号につきましては討論の通告がありますので、これより討論を行います。 なお、討論の順序は原案に賛成の方、原案に反対の方の順に行います。 まず、原案に賛成の方の発言を求めます。 5番森本議員。     〔5番 森本洋子君 登壇〕 ◆5番(森本洋子君) それでは、議案第1号令和3年度備前市一般会計補正予算(第11号)に、原案に賛成の立場から討論をさせていただきます。 委員会における修正事業については2つありました。病院事業職員に対する慰労金につきましては、コロナウイルス陽性患者の入院を受け入れている病院事業職員に対しての慰労金であること、入院を受け入れているのは備前病院のみであること、日生、吉永病院は人員を派遣する体制を取っているため不足分の人員の業務負担が増えていることを考えると、日生、吉永病院の職員に対しても慰労金支給は問題ないと思われる。 公立と民間との不公平と指摘をされていますが、入院を受け入れているのが公立病院であったということで不公平には当てはまらないと考えます。財源も新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が充当されるとのことです。この事業は問題ないと考えます。 もう一つ、備前焼フェアについてですが、日本遺産でありながらこれまで行政が主導して備前焼の振興に取り組めていないとの議会の指摘もこれまでにございました。陶友会との連携も必要ではございますが、陶友会に加盟されていない作家さんも多数おられると聞きます。加盟されていない作家の方からは、行政が主導して進めてくれるのを期待しているとの声も聞きました。このたびは、関係団体に説明もしているとの担当課の答弁もありました。これまでにない取組であり、備前焼の振興に必要であると考えます。 以上、このことにより原案に賛成いたします。御賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) 次に、原案に反対の方の発言を求めます。 6番石原議員。     〔6番 石原和人君 登壇〕 ◆6番(石原和人君) それでは、議案第1号に対しまして反対の立場で討論をさせていただきます。 私は、ここで予算案の中で2つの事業につきまして問題ありとの意思表示をさせていただきます。 いずれの2つの事業につきましても、前回議会での備前市議会過半数でもっての議決を受け、その後どのような検討がなされたのか、何か変更点、改善点があったのかに着目をさせていただき、委員会審査にも臨ませていただきました。 まず1点目、公立病院事業職員に対する慰労金支給に関する予算についてでございます。 長引く新型コロナ禍に対応するため、2年以上にわたり医療の最前線で肉体的、精神的負担を背負いながらも日夜御奮闘いただいている関係者各位に対しましては心からの感謝を申し上げます。 そんな中、前回議会で公立病院事業職員に対しお一人1万6,000円を支給する予算案が提案され、委員会審査においてはその支給対象の妥当性を問題視する意見が数多く出されました。なぜ公立病院だけなのか、民間医療機関も公平に支給対象とすべきではないかといった点が主な意見でございました。 その後、2回目の提案が今回なされております。財源が確定されたとはいえ、慰労金支給の対象について議会としての指摘が反映されていないことから認めることはできないというのが今ここに至っての私の考えであります。 調べてみますと、他自治体においては民間に対しても等しく支給されておる事例もあるようですので、研究が不足しておる、不十分であると指摘をさせていただきます。 2点目、備前焼フェアに関する予算であります。 備前焼振興を否定するものではございません。こちらも前回議会に提案された事業でございますが、その際の審査において関係する各種団体や地域との連携が不十分であること、イベントの運営の在り方についての指摘が主な意見であったと振り返ります。 その後、陶友会や作家、地域との間では幾らかの報告や意見聴取がなされているようではありますが、本市への誘客を図り、観光客を呼び込みたいという目的であれば、予算案提出までの過程で観光関係団体や商工会議所等ともしっかりと協議をされ、目的達成に向けてより強力なスクラムを組むべきと考えます。設定されているイベント期間が計140日以上にわたる計画であるからこそ、そこには関係する団体間での意思疎通と情報共有が何より不可欠であると考えます。私がお聞きした上ではその点がいまだ引き続き不足しているものと認識をいたしております。 委員会審査においても事業実施に向けての検討が不十分であると感じた次第でございます。ここではのぼり等の準備に係る予算ではありますが、瀬戸内芸術祭の4月14日開幕に無理をして慌てて間に合わせるのではなく、より一層官民連携を図った上での予算計上、イベント実施を求めるところであります。 以上の観点から、議案第1号に対しまして反対の意思表示と、討論とさせていただきます。御賛同方よろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) 次に、原案に賛成の方の発言を求めます。     (発言要求者なし) 次に、原案に反対の方の発言を求めます。     (発言要求者なし) 討論を終結いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって討論を終結いたします。 これより議案第1号を採決いたします。 本案は原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 起立多数であります。よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 次に、議案第2号につきましては討論の通告がありますので、これより討論を行います。 なお、討論の順序は、まず原案にも委員会修正案にも反対の方、次に委員会修正案に賛成の方、最後に原案に賛成の方の順に行います。 もう一度申し上げます。 討論の順序は、まず原案にも委員会修正案にも反対の方、次に委員会修正案に賛成の方、最後に原案に賛成の方の順に行います。 まず、原案にも委員会修正案にも反対の方の発言を求めます。     (発言要求者なし) 次に、委員会修正案に賛成の方の発言を求めます。 2番青山議員。     〔2番 青山孝樹君 登壇〕 ◆2番(青山孝樹君) それでは、議案第2号令和3年度備前市病院事業会計補正予算(第2号)修正案に賛成の立場で討論をさせていただきます。 備前市病院事業職員への慰労金給付528万円を削除する修正案でございます。コロナ感染症対策に対して大変な御苦労をおかけしている全ての医療従事者に心から感謝と敬意を表するところです。 本議案は、11月議会にも上程されましたが、修正させていただきました。その折に、修正理由として趣旨は理解しますが、病院側や労組からの要望もなく、ワクチン接種においては集団接種などお世話になった医師会に相談されていないとのこと。公立病院のみというのは公平性に欠けるのではないでしょうか。また、財源に国庫支出金の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を充当する可能性があるとのこと。交付金が確定してから公立、私立ともに慰労金の給付を行うことにより不平等感をなくし、来るであろうと予測されるコロナ感染第6波対策に向けて医師会と一体となれる協力体制構築を図っていくべきではないでしょうかと11月議会の討論でも述べさせていただきました。 残念ながら、確かに国庫支出金は確定しました。しかし、医師会との調整もされず、公平性を担保してもらえるのかどうかという懸案の件に関して十分に懸念が晴らされておりません。確かに国庫支出金は確定しました。しかし、予測をしておりました第6波がオミクロン株というデルタ株以上に感染力が強く、医療関係者にも感染しやすく医療崩壊を起こしやすいという新種として襲ってきました。本市において3回目のワクチン接種とともに公立、私立を問わず備前市の医療機関全てにおいてオール備前で対応していただいております。改めて感謝いたします。 新規事業の概要では、入院治療を行う病院が対象と言われますが、民間病院でも発熱外来など危険を顧みず多くの医療従事者が従事されております。にもかかわらず、なぜ再び公立病院だけが対象で、それも全員に一律にですか。私には理解できません。 今から増額することは無理なようですし、国からの補助金であり、市の懐は痛まないと言われるのかもしれませんが、公平性に欠ける使用であれば返納もやむなしと考えますが、いかがでしょうか。 医療関係者とするなら市からの持ち出しになってもコロナ対応に関わる公立、私立を問わず医療関係者全員を対象にしませんか。 今後もコロナがどうなっていくのか予測のつかない状況です。医療については市民の生活に欠かせぬものであり、まさに持続可能な取組が必要です。不公平感が残った状態ではオール備前でコロナ禍を乗り切れるのでしょうか。国からの補助金なので、もらったものは何であれ使い切ればいいでは目的を誤れば将来に禍根を残すことにもなります。有意義に使われてこそ補助金の価値が発揮されると思います。 以上の観点から、議案第2号令和3年度備前市病院事業会計補正予算(第2号)修正案に賛成の立場で意見を述べさせていただきました。議員の皆様には御賛同賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) 次に、原案に賛成の方の発言を求めます。 4番山本議員。     〔4番 山本 成君 登壇〕 ◆4番(山本成君) 議案第2号令和3年度備前市病院事業会計補正予算(第2号)の原案に賛成の立場で討論させていただきます。 新型コロナウイルスの感染拡大は収まりを見せず、医療機関は混沌とした状況にあります。医療崩壊の危機も騒がれている中、新型コロナウイルス患者をはじめそれ以外にも多くの傷病者を抱えている医療機関。この事業は、そのような状況でも新型コロナウイルス感染のリスクを伴う入院治療等を要する者の受入れ及びこれに必要な業務体制の確立に協力し、感染症の拡大防止及び終息に向けて尽力している備前市病院事業職員に対し慰労金を給付するものである。備前市病院事業者の労に報いるとともに、医療従事者のモチベーションを維持するためにも必要な事業ですので、賛成です。御賛同のほどよろしくお願いします。 ○議長(守井秀龍君) 次に、原案にも委員会修正案にも反対の方の発言を求めます。     (発言要求者なし) 次に、委員会修正案に賛成の方の発言を求めます。     (発言要求者なし) 次に、原案に賛成の方の発言を求めます。     (発言要求者なし) 討論を終結いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより議案第2号を採決いたします。 なお、採決につきましては、まず委員会修正案について採決を行い、委員会修正案が可決された場合は続いて修正部分を除く残りの原案について採決を行います。委員会修正案が否決された場合は、原案について採決を行います。 もう一度申し上げます。 採決につきましては、まず委員会修正案について採決を行い、委員会修正案が可決された場合は続いて修正部分を除く残りの原案について採決を行います。委員会修正案が否決された場合は、原案について採決を行います。 それではまず、委員会修正案について採決いたします。 本委員会修正案に賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 起立少数であります。よって委員会修正案は否決されました。 続いて、委員会修正案が否決されましたので、原案について採決いたします。 本案は原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 起立多数であります。よって、議案第2号は原案のとおり可決されました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 この際、お諮りいたします。 明日2月23日から3月1日までの7日間、議案等調査のため休会とすることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、明日から3月1日までの7日間、休会とすることに決しました。 本日はこれにて散会いたします。 皆さん、御苦労さまでした。     午後6時18分 散会...